皮膚がんについて

できること

良いニュースは、皮膚がんは早期発見できれば治療成功率が高いということです。以下のポイントを意識しましょう。

  • 紫外線は、予防可能な皮膚がんの最大のリスク要因です。肌を紫外線から守りましょう。
  • SPF30以上の日焼け止めを使いましょう。
  • 肌を守る服を着ましょう。
  • 日差しが強い時間帯は日陰を利用しましょう。
  • 子どもは特にしっかり紫外線対策をしましょう。
  • 月に1回、全身の肌をセルフチェックしましょう。セルフチェックは医師による診察の代わりにはなりませんが、皮膚がんの初期サインを見つける大きな助けになります。
  • ほくろに変化があったり、新しいシミや斑点が気になる場合は、早めに医師に相談しましょう。

念のため、皮膚チェックを受けましょう

医師は、特にセルフチェックで気になった部分を中心に肌全体を丁寧に確認します。年に1回の皮膚チェックを習慣にしましょう。

メラノーマのABCDEルール

皮膚科医は、メラノーマの特徴を判断するためにABCDEルールを使います。次のポイントをチェックしてください。

  • A – Asymmetry(左右非対称): 形が左右対称ではない
  • B – Border(境界): 境界がギザギザしている、ぼやけている
  • C – Color(色): 色が均一でない、複数の色が混ざっている
  • D – Diameter(直径): 6mm以上ある
  • E – Evolution(変化): 大きさ、形、色などが変化している

自分の肌の状態を知り、変化に気づけるようにしましょう。定期的なチェックが命を守ります。

毎年、世界中で皮膚がんと診断される人が増えています。だからこそ、自分の肌だけでなく、身近な人の肌にも気を配ることが大切です。メラノーマは早期発見できれば生存率はほぼ100%ですが、進行が早く、転移すると治療が難しくなります。近年は治療法の進歩によって状況は大きく改善しています。

定期的なセルフチェックや医師による皮膚チェックはとても重要です。しかし、特に若い世代では、メラノーマについての知識不足がまだ多く見られます。日焼け止めを使わずに日光浴をしたり、日焼けサロンを利用する危険性を軽く考えている人も少なくありません。また、若い頃の紫外線ダメージが将来のメラノーマや他の皮膚がんのリスクを高めることを知らない人も多いです。定期的に皮膚科医やかかりつけ医による皮膚チェックを受けましょう。

メラノーマとは?

メラノーマは、最も危険な皮膚がんの一種です。主に太陽光や日焼けサロンによる紫外線によって皮膚細胞のDNAが損傷し、その修復がうまくいかないことで遺伝子変異が起こり、細胞が異常に増殖して悪性腫瘍を形成します。

メラノーマは、皮膚の色素を作るメラノサイトという細胞から発生します。多くの場合、ほくろのように見え、一部は既存のほくろから発生します。一般的には黒色や茶色ですが、肌色、ピンク、赤、紫、青、白などさまざまな色になることもあります。

主な原因は、強い紫外線を断続的に浴びることです。特に日焼けを繰り返すことは大きなリスクとなり、遺伝的に発症しやすい人はさらに注意が必要です。

皮膚がんについての事実

  • 皮膚がんの90%以上は紫外線によるものです。
  • 毎時間1人が皮膚がんで命を落としています。
  • 皮膚がんは、すべてのがんの中でも非常に多い割合を占めています。
  • 皮膚がんは、男女ともに最も多く診断されるがんのひとつです。
  • 子どもの頃のひどい日焼けは、将来のメラノーマリスクを2倍にする可能性があります。
  • メラノーマは、皮膚がんの中で最も致死率が高いタイプです。